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むさしの㊙手帳⁉【事件簿 File.03】 絶叫注意! 真夏の夜の「白い悪魔」
むさしです。今回の事件簿は、ボスが体験した本当にあった怖い話を記しておこう。事件の始まりは、蒸し暑い夜の怪。これは、私、光森美恵が真夏の夜に体験した、身の毛もよだつ恐怖の事件簿だ。リモートワークで締め切りと格闘す日々、私の魂はもはや抜けかけていた。その夜も、じっとりと肌にまとわりつく湿気と重い身体が、一向に私を眠りへと誘ってはくれない。時刻は丑三つ時。世間が静まり返る中、私は重い腰を上げて洗面所へと向かった。鏡に映る違和感。洗面所の鏡に映る私は、血色の悪い疲れた顔をしていた。まるでゾンビ。ぼんやりと鏡の向こうの暗闇を眺めていると、私の背後で何かが動いた?疲労と暑さのせいだと自分に言い聞かせ…。私は急いで歯ブラシを手に取り、いつものように白いペーストを乗せた。そして、それを口に入れたその瞬間だった。衝撃の「白いペースト」時間の流れが止まった。 何か、何かがおかしい。いつもの爽やかなミントの香りではない。口の中に広がる、甘くもない、辛くもない、それでいて舌にまとわりつくような絶妙な不快感。私は恐る恐る、手に持ったチューブを凝視した。そこに書かれていた
光森 美恵
8月16日読了時間: 3分